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  ある日のこと、家にモナリザのパズルが届いた。たしか、某お菓子の懸賞品

 だったはず。B3くらいの大きさで、完成品は何度かの引っ越しにも耐えて今も健在。
 幼かった私は、どの角度から見ても、こちらを見て微笑むモナリザさんが怖かった。

  絵は好きだったけれど、思うように描けず、幼心にも下手だな〜と思っていた。
 小学校3年生の時、図工で校舎を描いた。その時、私が描いた絵に対して先生が
 「明るすぎてダメ」と言った。「ダメ」・・・この言葉で、私はどう描いてよいか混乱してしまい、
 それ以来絵を描くのが楽しくなくなった。

  中学生になって動物の世話をする仕事をしようと決心する。
 専門の学校へ行き、トリマーと動物看護師として動物病院で仕事をする日々。
 非常に動物を大切にする人、てきとーに飼ってる人、虐待する人、捨てる人・・・。
 傍にいる人間次第で、こんなに動物の運命が左右されるのかと、切なくなる事も
 多々経験。

  いろいろ考えさせられる中、私の右手が「休みたい」と訴えてきた。腱鞘炎、関節炎で、
 ひどいときは箸が持てなかった。保定(治療や検査で動物を押さえる事)はできないし、
 はさみが持てないからカットもできない。

  思い切って退職し、次は何をしようかなーと、愛猫を描いてみる。コンテストがあったので
 何となく応募するも案の定、落選。しかーし!「絵の勉強をしませんか?」と勧誘され、
 やることに決める。

  そして月日は流れ、とうとう自分の絵を紹介するHomepage artheartができた。
 「絵が描けるようになりたい!」と思っていたら、絵を描く人になりました。

                    「モナリザさん、ありがとう」

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